手作りキットで、ヘリーバッグを作ってみた
畳のヘリで作る、ヘリーバッグに挑戦してみました。レシピも持っていないので、手作りキットを使用。キットを使えば簡単に作れるのか?ヘリーバッグは本当に軽いのか?挑戦してみます。
手作りキットでヘリーバッグ作り
先日、畳ヘリ使ったコサージュ作りに挑戦しました。
コサージュ作りの時にも、手作りキットを使いました。手作りキットだと必要な材料が、必要分で入っていて便利だからです。
ヘリーバッグ作りも初体験ということで、今回もキットを購入しました。
今回使用したキットはこちら。
大阪府堺市にある㈱ナカジマの「なごみ」という商品です。私が購入したのは名古屋にある布の専門店「大塚屋」ですが、調べてみたら楽天でも取り扱いがあるようですね!
◆畳へり「なごみシリーズ」8cm幅・5m巻◆ミニバッグ1個が作れるレシピ付き
このキットを選んだ理由は、レシピが付いているからです。何せ初めてのヘリーバッグ作り。どれぐらいのサイズで作ったらいいのかも見当が付かないので、レシピ付きは便利です。
キット内容としては
- 畳ヘリ5m
- レシピ
のみのシンプルなキットです。むしろキットと呼んでいいのかも微妙ですね!
キットというよりはヘリテープがメインで、オマケでレシピが付いているという感じでしょうか?
付属のレシピには
- ミニバッグ
- 2つ折りカードケース
- バネ口金の小物入れ
- カードケース
の作り方が掲載されています。4種類のレシピと5mのへりテープで、大塚屋価格では802円。1000円切っているし、買いやすい値段だと思いました。
畳ヘリを使う時の注意
畳ヘリのコサージュを作ったとは言っても、畳ヘリについてはほとんど知識がありません。
付属のレシピに、ちょっとした特性というか、注意事項が書いてありました。
畳ヘリはへり本来の特性をそのまま楽しんでいただくために商品化されております。
後加工は一切されておりませんので、光熱・水分・日光等により収縮・色落ち・色焼け・色移りがすることがあります。アイロン・洗濯不可です。
収縮や色落ちは仕方ないと思うのですが、とりあえず自衛として気を付けるべきは
- アイロン・洗濯不可
ということですね!
私のことだから「汚れたー!洗濯ー!!」と、そんなうっかりをやってしまいそうです・・・気を付けなきゃ。
簡単ミニバッグは本当に簡単なのか?
それでは作業開始!手順通りに作れば、こんなバッグができるそうです。
出来上がりサイズが高さ15x30cm。ランチバッグ程度のイメージです。
前回作ったコサージュのキットは、材料がすべてカットしてありました。しかし今回は畳へりが切らずに入っているのみ。
まずは畳ヘリを必要サイズにカットしていきます。
- 本体用へり 44cmx5本
- 見返し用へり 66cmx1本
- 持ち手用へり 27cmx2本
縫い代と余分込みのサイズということで、定規で計ってカットしていきます。
どうでもいいけど、裏側がすごい色で驚きました。
まぶしい!
カットが終わったら、早速縫い合わせていきます。
本体用ヘリの表面同士を合わせ、端を縫い合わせます。
表面同士を合わせて・・・
まち針で仮止め。
縫い代1cmで、直線縫いします。
続けて、次のヘリを縫います。
本体用へり5本を縫い合わせると・・・
こうなります!一枚の大きい布になりました。
しかし何だかふわふわしていて、このままではバッグにしても変な風になりそうです。
縫い代を指で片側に倒すと・・・
ぺったんこに。畳ヘリにはアイロンが使えないのが不便だけど、アイロンを使わなくていいからラクちんでもあります。
表側から見ると、こう。
約8cm幅の畳ヘリが、一枚の布になりました。指アイロンだけでも結構ぺたんこにできますが、強度を上げる意味を込めて縫い代にステッチを重ねておきました。
ここまで来たらヘリーバッグのメイン作業はできたと言ってもいいと思います!(過言)
さて、次は布の状態から、バッグの形状にします。
・・・の、前にひと手間。本体へりを縫い合わせ終わって確認してみると・・・
わかりますか?定規の直線とずれてしまっています。
まっすぐになるようにカットし直します。端は切りそろえるとほつれるので、5mmくらいで端ミシンをかけます。
切った部分に端ミシンをかけることで、ほつれにくくなります。
さて、レシピを見ると「じゃばら折り」を作るようですね。
私がバッグを作る時に、じゃばら折りなんてやったことがありません。レシピを参考に折っていきます。
こうして・・・
こう!まち針で仮止めしました。
両脇部分を縫います。これでバッグの形になっているハズ・・・心配なのですぐにひっくり返して確認しました。
お、ばっちり!バッグの底部分をじゃばら折で仕上げると、表面はこうなるのですね!
ではバッグの内側は・・・?
ちょっとわかりにくい画像ですが、内側はすっきりしています。
両脇の縫い代は左右に割っておきます。指アイロン、グイグイ!
次はバッグの持ち手を作ります。今回はミニバッグということで共布で作りますが、別素材のバッグ持ち手を使うと仕上がりの雰囲気が変わりそうですね。
↑こういうの。
共布で簡単に作るのもいいけど、持ち手を使うと高級感出そうですね。
持ち手用のパーツの両端を折ります。
2cm幅に折って、端にミシンをかけます。
持ち手ができたので、本体に仮止め。
うんうん、すっかり鞄らしい形状になってきました!もう一息!
続いて、見返しを付けます。
見返しは元々は約66cmでカットするように書かれていましたが、鞄と合わせてみると・・・
10cmくらい余りました・・・
本体の縫い代幅によって、バッグの大きさがズレてくるのですね・・・。ムダをなくすなら、バッグ本体ができてから見返しをカットする方がいいかと思います。
見返しは本体入れ口寸法を合わせ、脇を縫って輪の状態にします。本体入れ口と見返しパーツを表同士で合わせて、一周縫い合わせます。
とりあえずまち針で仮止めして、
縫いました。
ちょっと一ヶ所ツッパちゃいました(上画像の中心部分)が、何とかごまかせました。
見返しを本体の内側に入れ込みます。
指アイロン、再び。
折り返したら、端ミシンをかけて完成です!
できました!
最終的な完成サイズは高さ15cmx横幅28cmとなりました。説明書に書いてあったよりも、横幅が2cmも小さくなってました・・・
ヘリーバッグの作成時間
写真を撮りながらの作業でしたが、1時間くらいで作れたと思います(間に夕飯食べたので、正確な時間はわからないです)
しかし、この手作りキットは畳へりとレシピが入っているだけなので、本当の洋裁初心者の方には不向きかと思います。ある程度、洋裁に慣れてる人なら問題なく作れると思います。
私はミシンを使いましたが、直線縫いだけという点では手縫いでも作れるかもしれません。でも畳ヘリは手縫いだとちょっと縫いにくいから、やっぱりミシンを使う方がいいかなぁ。
ヘリーバッグは本当に軽い!
初めてヘリーバッグを作りましたが、一番の驚きは軽さ!本当に軽いです!
確かに小さいバッグだからというのもあるのですが、同じサイズのキャンパス生地のバッグと比べると重みが全然違う・・・ヘリーバッグは持ってないみたいに軽いんです。
「丈夫だから」という理由でレザーやキャンパス地のバッグをよく愛用しているのですが、荷物が少なくても鞄自体が重く感じることがあります。そう思うとヘリーバッグのこの軽さは本当にすごい!普段使い用にきちんとしたサイズでヘリーバッグ作ろうかなと思いました。
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