ヘリーバッグに憧れて。コサージュ作り
畳のヘリで作る「ヘリーバッグ」が人気です。気が向いたのでヘリーバッグに挑戦!・・・と思ったけど、とりあえず畳ヘリを使ったコサージュを作ることにしました。
便利な手芸手作りキット
私は自己流ながらも、それなりに裁縫経験があります。型紙と材料が揃えば、大体のモノは作れる自信があります。
ヘリーバッグというものの存在は数年前から知っていました。しかし作る機会がなく、気にしつつも数年・・・急にやる気になったので挑戦してみることにしました!
材料さえあればそれなりに作れるとは思いつつ、今までに畳ヘリを使ったことはありません。畳ヘリが残っても使い道に困るなぁと思い、今回は手作りキットを購入することにしました。
しかし、近年裁縫をしていないので、いきなりバッグという大物を作りきれるのか自信はなく。まずは手軽にコサージュから挑戦します!
今回使うキットは、こちら。小物だし、ササッと作れるハズ!
名古屋にある「大塚屋」というお店で購入したものです。メーカーなどは特に記載がされていないので、大塚屋が作っているキットかと思います。
金額は税込360円。買いやすい値段ですよね!
手作りキットのいいところ
- 材料が揃っている
- カットする手間がない
- 作り方が入っている
材料で買う時の値段と比べると少し割高感がありますが、必要な材料が揃っています。裁縫初心者の人はキットの方がムダがなく、ラクだと思います。
しかし針や糸などの基本的な道具はセットに含まれていないことがほとんどです。購入時に足りないものはチェックする方がいいです。(前フリ)
キット内容を確認
キットを開封したら、内容物があっているかを確認していきます。滅多にないとは思いますが、封入ミスがあると困りますからね。
- オーガンジー花びらx5枚
- 畳ヘリ花びらx5枚
- 中心用オーガンジーx1枚
- パールビーズx1個
- リボンx1本
- ブローチピンx1個
- フェルトx1枚
きちんと揃っていました!
これで安心して作業が進められます。
手順に沿って作業開始
材料も揃っていたので、作業開始です!
作り方説明の用紙を見ると、A4の用紙の3/4が説明・・・。作業工程もみっちり載っていて難しそうに見えます。
でも、安心してください!写真が多く載っているだけで、1つずつの作業はとても簡単です。
オーガンジーの花びらを作る
オーガンジーとはツヤ感のある、ペラペラした素材です。ドレスなどに使われることが多く、生地自体に華やかさがあります。
9cm角にカットされたオーガンジーを三角に折ります。ぺらっとめくれてしまうので、まち針で簡単に留めました。
説明書を参考に、周囲をザザッとぐし縫します。縫い目を大きくすることで、ギャザーを寄せられます。
縫い終わったら・・・
糸をきゅっと引っ張ります。ギャザーが寄って、花びらがひとつできました。玉どめして完成です。
これを5枚分作ります。
オーガンジーは生地が薄いので、軽い力で簡単に作れます!
畳ヘリの花びらを作る
今回のメイン!畳ヘリの登場です!
画像ではわかりにくいですが、畳ヘリには表裏があります。表面はザラザラ、裏面がツヤツヤ感があります。説明書でも説明があります。
上の画像では左側が表、右側が裏です。
今回は無地の畳ヘリなので、表裏はそんなにこだわらずに使っていいようです。オーガンジーがツヤツヤしているので、私は説明書通りに表を使いました。華やかに仕上げたいなら、ヘリもツヤ感のあるウラ面を使うといいと思います。
畳ヘリの花びらパーツは、オーガンジーと同じように三角に折ってぐし縫いしていきます。
しかし少し違う点が。たま止めをしたら糸を切らずに、そのまま次のパーツを縫い始めます。
なので、畳ヘリのパーツを縫う時は予め糸は長めにカットしておきましょう。
初めての畳ヘリ
一応裁縫経験者ですが、畳ヘリを使ったのは今回が初めてです。
初めて触った感想としては、結構固い!確かに実際の畳ヘリを思い出すと厚みがありそうです。
生地としては荒いので、間違えて縫ってしまっても目立つ穴ができることはありません。針を刺した感じはざくっざくっという感じで、通しやすいです。
気を付ける点は、生地に厚みがあるので針もそれに見合ったものを選ぶこと。説明書にも「ぬい針/厚地用」と書かれています。
糸もそれに合わせて「手縫い糸/#30」を推奨しています。
畳ヘリでの失敗
実は私は最初、適当にミシン糸を使って作業していました。オーガンジーの時は問題なかったのですが、畳ヘリはギャザーを寄せる時に玉止め部分が生地を抜けてしまいました。ミシン糸では細すぎて、玉止めをしてあっても生地が粗めの畳ヘリを通り抜けてしまったようです。
この失敗できちんと適した道具を使用するのがいいということを、改めて思い知りました・・・
ちなみに#30という手縫い糸は、小学校の家庭科でも使った、一般的な手縫い糸だそうです。
私が小学生の時に使っていたのは、ダルマ糸。何故かダルマのデザインを怖く思っていたなぁ・・・
失敗はしたものの、生地自体へのダメージは見当たりません。気を改めて、作業を始めます!
畳ヘリのギャザー寄せは結構!力がいります。
どうにか5枚の花びら分が完成しました。
5枚分を繋いだら、スタート地点の花びらに再び針を通します。
やったー!お花の形になったよ!
説明書には「中心にはスペースを残す」と書いてありますが、私は力がなくて・・・中心スペースが大きくなってしまいました。結構大変ですが、本気で縫い縮めた方がいいです。(私は後からやり直しました)
中心部分を作る
固くて縫いにくかった畳ヘリパーツは終了。続いて、花の中心部分を作ります。
オーガンジーリボンを半分に折って、周囲をぐし縫い。
ギャザーを寄せると・・・
丸っこい形になりました。
工程的には花びらと同じなのに、最初の材料の形が違うと、仕上がりの形も違いますね!
中心部分にパールビーズを留めます。
リボンも結んでおきました。
これで縫う作業は終了です!
仕上げ作業
ここまで来たらあと少しです!一気に仕上げてしまいたいところ。
【説明書】フェルトにグルーガンでオーガンジーの花びらを付ける。
グルーガン!?え、グルーガン??
ここでようやく「準備するもの」をきちんと確認してみると・・・
ちゃんと書いてありました・・・。きちんと最初に確認しておけばよかった・・・
近所のセリア(一番近場の100円均一ショップ)に自転車を飛ばしたものの、グルーガンの本体は売っていませんでした。
仕方ない・・・
いでよ、Gクリヤー!(100均購入)
グルーガンの代わりに、Gクリヤーで接着していくことにします。
Gクリヤーは割と何にでも使える接着剤ですが、数分の乾燥時間を必要とするのがちょっと面倒です。その点、グルーガンは乾燥時間が必要ないので、格段に作業が早いと思います。
フェルトの土台にオーガンジーを接着。
畳ヘリの花びらを接着。
リボンと中心パーツを接着したら・・・
完成です!
あ、ブローチピン付けるの忘れてた。ブローチピンを付けて、完成です!
Gクリヤーだけでの接着は少し心配だったので、糸でも少し縫い止めておきました。多分これで突然のパーツ崩壊は起きないハズ。
グルーガンについて
手芸やDIYをやらない人だと馴染みのない道具だと思います。
ホットボンドとも言って、要するに熱で溶かして使うボンドです。本体に、グルーガンスティックを入れて使います。
基本的に通常の接着剤でも代用できますが、グルーガンの利点として
- 乾燥が速い
というのが魅力です。作業時間が圧倒的に短くなります。
検索してみたところダイソー、セリアでも購入できます!(私が過去にダイソーで本体を買った時は300円だったと思うのですが、現在は100円で購入できるようです)
ちなみに楽天で探してみたところ、
390円が一番安いですね。でも説明書などがなさそうなので、ちょっと不安かもf(^^;;
一般的には1000円程度かと思います。
とりあえず調べてわかったことは「セリアのグルーガンは驚くほどコードが短い」ということと、百均のものはオンオフの電源スイッチがないということです。コードが短いのが逆に使いやすい、という意見もあったので、作業環境にもよっては使いやすいのかもしれませんね。
グルーガンは比較的安い値段で買うことはできますが、今回のコサージュ作り程度にしか使う機会が少ないなら買わなくてもいいかなと思いました。
畳ヘリコサージュ作りの感想
裁縫と呼べる作業部分はかなり少なく、どちらかというと工作に近かったです。小学校家庭科レベルの技量でも作れると思います!
1つずつのパーツの出来がイマイチでも、最終的には全然気になりません。私もかなりくしゃくしゃでしたが、最終的にはそれなりに見えるモノに仕上がったと思います。
正直なところ、わざわざ畳ヘリを使ってまで作るものではない気がするけど、余っている畳ヘリがあるなら作ってみてもいいかな。簡単な作業で、見栄えのいいコサージュが作れたと思います。
今回はキットだったので無地の畳ヘリでしたが、柄物を使うとイメージが変わりそうですね。どうなるか試してみたいところです。
作業も簡単だし、小学校の自由研究にもいいかなと思ったけど、子供に畳ヘリは渋すぎて嫌がられそうな気もしましたf(^^;
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