ぼんぼりは行灯の一種だった!提灯と行灯の違いを調べました

ぼんぼり

提灯と行灯とぼんぼりの違いが気になったので調べてみました。インテリアコーディネートで照明を調べていて疑問を持ったのです。和風照明の歴史・時代順と、デザイン形や種類を調べました。お部屋のテイスト合わせや、和風インテリアとの取り合わせに活かしたいと思います。

和風照明の歴史

日本伝統の照明器具は古い順に

です。

行灯は室町時代中期からありますが、一般への普及は江戸時代からです。

提灯も江戸以前から存在しましたが、普及したのは江戸時代です。

あれっ?ぼんぼりは?

歴史・時代調べに、ぼんぼりは登場しません。なぜなら…ぼんぼりは行灯の一種だからです。なんと!

ぼんぼりは行灯の仲間だった

ぼんぼりといえばお雛様。ぽわんと膨らんだ形は平安調でおっとりとした雰囲気のお雛様にぴったりですよね。

ぼんぼりだから平安時代の照明器具かと思っていました。

ところが調べてみると、お茶のお道具とのこと。

茶道で「雪洞せっとう」というお道具があり、あんどんはこれに似ているんだそうです。

というわけで「ぼんぼり」を漢字表記すると「雪洞」…当て字じゃん、知らなきゃ読めません。

余談

ちなみに「雪洞」を「せつどう」と読むと、雪に掘った穴になります。

読み方で意味が変わるなんて、知識が試されますね。

行灯はもともと持ち歩けた

行灯って時代劇(江戸時代)の照明器具ってイメージでした。もうちょっと思い出してみると、屋台の看板にも使われてる?ってかんじ。

携行行灯どちらにしても据え置き型の明かりだと思っていました。

ところがもともとは携行用、持ち歩きの照明器具だったそうです。

行灯が登場した室町時代は、持ち歩きタイプだったのかぁ…じゃあ江戸時代劇の行灯よりも、室町時代の行灯の方が小型なのかしら?

行灯が置き型照明になった理由

行灯の後に、提灯が登場します。

提灯すると持ち歩き照明としては提灯が普及。行灯は置いて使うものとなりました。

なるほど、提灯のほうが軽いですもんね。紙と竹だもん。こんな便利なものが発明された!って感じだったのかな?

行灯は木枠があるから重いですよね。片手で持ち続けるのは大変そう。

行灯のスタイル種類

行灯っていうと、四角い形だと思っていました。江戸時代劇で見かけるデザインは角型ですよね。

行灯

ところが丸形の行灯もあるとのこと。

なるほど、インターネット検索してみると「これ行灯だわ、丸いけど」って納得できる画像がたくさん出てきました。

江戸好みと上方好みは行灯にも

行灯のデザイン形の違い、これは江戸好みと京好みに関わるようです。

江戸は角型の行灯、京都方面では丸い行灯が多いそうです。

現代でも、東京はシャープでシンプル、京都大阪は華やかゴージャスなデザインが好まれる傾向ですよね。

東西による好みの違いも、日本の伝統文化なんですね〜

行灯の種類

行灯の中にも種類があります。私のイメージでの分類ではこんなかんじです。

置行灯 江戸時代劇でお部屋に置いてあるもの
掛行灯 江戸時代劇で屋台などの看板
有明行灯 枕元に置く小型「有明の月」明かりの調整ができる
遠州行灯 円筒形だが全円でなくて一部開いている。一説では小堀遠州考案とか

ぼんぼりは、こんな種類分けの一部に入ります。

提灯の種類

さる私が一番気になる提灯の種類は、大好きな童謡♪おさるのかごやの「小田原提灯」です!

あと、盆提灯。お盆に田舎へ帰ると、故人の数だけズラリと並ぶ盆提灯。自分が実家へ帰ってきたなーと同時に、ご先祖様たちも帰ってくるなーという気持ちになります。

小田原提灯

小田原提灯は、江戸時代の大ヒット商品だと聞いたことがあります。

旅に使いやすいコンパクト設計で、たたむとフタに胴が収まります。これが便利で喜ばれて、以後は小田原提灯スタイルが定着したとか。

ランタン今でも「たたむとコンパクト」って商品は人気ですよね。スタッキングできるカップとか、来客時以外はたたんでおける机とか。

最近ではキャンプ・アウトドアグッズの流行で「たためる」「小型」「軽量」の三拍子は、商品のアピールポイントになるようです。

脈々と続く日本の好み

ちょっと気になって調べた和風照明ですが、日本人の好む傾向や江戸・上方の地方による好みの違いなど、大きなところも知ることができました。

日本の伝統アイテムや和風小物を探すと、もっと興味深い物を見つけられそうです。

おもしろかったので「ちょこっとしらべ」をこれからも続けていこうと思います。



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★★★☆☆

  

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