浴衣は簡単に着られるって本当?
着物の着付けを習ったことの無い私でも、友達に浴衣の着付けをすることができました。けっこう簡単で、着崩れもありませんでしたよ。自分で着物を着られる人なら、きっと人の浴衣の着付けもできると思います。
着付けの仕方
なるべく本人が自分で着るようにする
夏祭りに友人と浴衣で出かける事になりました。友人はこれまでに着物を着たことはあるけど人に着付けしてもらった、私は着付けを習ったことはないけど、自分で着物を着られる。というレベルです。
一緒に夏祭りへ行くのなら、友人の浴衣は私が着せなければいけません。そこで「一緒に着付けをしよう!」ということにしました。友人も自分自身で着付けしてね!という意味です。
友人と私で「一緒に着る」
浴衣を一緒に着る、というのは二人同時進行で着付けをするということです。
- 大きめの鏡の前に
- 二人並んで隣り合わせ
で立って、一緒に浴衣を着始めました。二人で向かい合わせに立つと、お互いの手が左右逆になってややこしくなるからです。
着付けの実況中継をする
私は、自分のやってる着付けの動作を全て口に出して言いました。「まず羽織って、腕を水平にして、そのまま袂をまっすぐ下に降ろして…」という具合です。
自分で着物を着たことが無いと、浴衣が歪んでいても気づかないで、すぐに前を合わせて腰紐を結びたくなりますよね。しかしそれでは余分なシワやたるみができて、かえって着るのが難しくなります。
だから「袖口の折り目をまっすぐ上にして」なんて細かいことまで伝えるようにしました。
ふだん着物を着ない人はこういったゴムの腰紐を使うと簡単です。着付け教室でも使われています。
おはしょりと帯は着付けをする
浴衣の着付けで困るのは
- おはしょり
- 帯
の2点が大きな難関だと思います。洋服は布を折り曲げて着ることなんてないですよね。だから友人のおはしょりも私が作りました。同様に半幅帯を巻いて結ぶのも私がやりました。
浴衣の着付けは「帯が結べなくて難しい」と言われます。でも帯って、結ぶだけでなくて体に巻きつける作業がありますよね。帯を上手に巻くことが着付けのポイントだと思うんです。しっかり帯が巻けていなければ、キレイな帯結びができても着崩れてしまいます。
素人の着付けで着崩れは?
その後二人で一緒に夏祭りに出かけました。大きな着崩れもなく楽しく過ごすことができました。
和服は常に着崩れないよう整えておく必要があります。座ったり立ったりトイレに行った時には着物に乱れがないよう、ちょこっとずつ整えます。その時、自分だけでなく友人の浴衣も整えました。
着慣れない浴衣でも友人は着崩れしませんでしたし、肩がこったり疲れたりもしなかったそうです。
私にとって始めての着付け?でしたが、まぁまぁ、合格できたかな?と思いました。「一緒に着る」という方法なら、学校や教室で着付けを習っていなくてもできますよ。もちろん先生に教えてもらえば、もっと自信を持って着付けができると思います。
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