赤ちゃんにもやさしい 蚊帳で安眠

赤ちゃん

みなさんは『蚊帳(カヤ)』を知っていますか?夏に多く現れる蚊から身を守るために使われる道具です。現在では蚊帳をあまり見かけなくなりましたが、蚊帳は体にも優しい夏の和道具です。安心して使えるので赤ちゃんにもオススメですよ。

蚊帳って何?

蚊帳 8畳タイプ

蚊帳とは、蚊などの害虫から身を守るための網のこと。私は使った記憶がありませんが、現在蚊帳のよさは見直されてきているようです。

蚊帳は元々は中国から伝来したもので、貴族の間で使われていたそうです。江戸時代になって庶民にも普及し、昭和時代までは広く使われた道具です。

特に就寝時に使われることが多く、取り付け取り外しが簡単にできるようになっています。殺虫剤は体への害が心配だし、蚊取り線香や電気式の蚊取りは夜間使うのがちょっと心配。蚊帳は薬品も電気も使わないので、エコな道具です。

蚊帳の魅力ポイント

蚊帳の選び方

実際に蚊帳を選ぶときは、網目の大きさと素材に注意しましょう。

蚊帳の網目の大きさ

蚊帳の網目は1mm程度が理想と言われています。

それ以上大きい網目だと小さな虫を通してしまい、蚊帳の機能が低下します。また、網目が小さいと風通しが悪くなり、寝苦しくなってしまいます。

蚊帳の素材

現在蚊帳に使われる素材はナイロンが増えてきています。ナイロンは網目が均一で、手入れも簡単なのが魅力。

ですが、昔ながらの蚊帳に使われている素材は麻が主流だそうです。麻は

などのメリットがあります。

ナイロン 素材が扱いやすく、洗える
値段が安め
熱がこもりにくい
天然素材なので、値段が高め

麻を使用した蚊帳でも、ナイロンと混紡で作ってあるものもあります。混紡素材だと値段は手頃になります。

最高級とされるのは麻100%で作った蚊帳!ナイロンと比べて3倍ほど値段が高いのですが、やっぱり涼しくて快適なんですって!

赤ちゃん用の蚊帳

薬品も電気も使わない、安全な蚊帳は赤ちゃんにもオススメ。

有機蚊帳 ベビーベッド用

ベビーベッドにかぶせるタイプの蚊帳。傘のように折りたたむことができるので、使わないときの収納もしやすいです。

折りたたみ式ベビー蚊帳(かや)

コンパクトに折りたためるので、持ち運びしやすいベビー用の蚊帳です。底まで覆うタイプなので、ムカデなど地を這う害虫からも守ってくれます。

ベビー用の蚊帳は虫だけでなく、ほこりや菌、ペットの侵入や毛から守ってくれる効果もあります。直射日光やエアコンが直接当たるのも防いでくれるので、赤ちゃん用の蚊帳は何かと活躍してくれますよ。

布団だけじゃない ベッド用の蚊帳

近年は布団よりベッドを使う人が増えてきていると思います。それに合わせて、蚊帳もベッド用のものが作られています。

天然素材の綿ガーゼ蚊帳 新越前蚊帳

ベッドの周囲のみを囲むので、部屋に圧迫感を感じません。フックで吊るすタイプになっているから、部屋によっては取り付けがしにくいかも?

蚊帳/ハンキングスタンド付

洋室にも合う、オシャレな天蓋風の蚊帳。ベッドマットにポールを差し込むことで、蚊帳を吊り下げられます。天井にフックを付ける必要がないのが便利!

蚊帳を使うのは夏場のみ。使わないときはコンパクトに折りたためるデザインを選ぶと、シーズンオフ時の収納も簡単です。

蚊帳の手入れ方法

蚊帳なんてそうそう汚れるものじゃないと思っているけど、やっぱりシーズンオフに入る前にはきちんとお手入れしたいですよね。

蚊帳はナイロン製は丸洗いOK!ですが、他の素材は部分的なつまみ洗いぐらいしかできないそうです。濡れ雑巾で拭きとる感じなら大丈夫かな?

取り外しができるといっても、毎日蚊帳を外すのは面倒。しかし毎日ふとんをたたむように、蚊帳も畳んだほうが汚れも付きにくく、長持ちしますよ。一週間に一度、外でほこりを払うのも蚊帳を長く使うコツです。



この記事の評価

★★★☆☆

  

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