伝統工芸の江戸切子で和を楽しむ

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江戸切子を知っていますか?カットグラス工法のガラス工芸・細工で、伝統工芸品として認定されています。独特の模様の入ったガラス工芸は見た目にも涼しげで、美しいのが魅力です。ぐい呑みやワイングラスだけでなく、風鈴などもあります。

江戸切子の歴史

江戸切子は天保5年、金剛砂を用いてガラスの表面を彫刻したのが始まりと言われています。大正から昭和初期にかけてカットガラスは人気となり、食器からランプなどの日常用品にいたるまで多くのものが作られました。太平洋戦争をきっかけに衰退してしまいましたが、現在でも日本のカットグラス・ガラス工芸として普及と生き残りを図っています。

江戸切子の製作工程

江戸切子の模様に、下書きの作業はありません。模様の見当となる線を入れるだけで、あとは職人がフリーハンドで削っていきます。

江戸切子は最初は大きめ模様を削り、徐々に細かい模様を入れていきます。回転する円盤状のダイヤモンドの刃でガラスを削っていきますが、江戸切子が生まれた当時は鉄盤の刃が使われていました。カットの幅や深さ、形によって刃の種類を使い分けることで、細かな模様が削られていきます。細かな模様は砥石で、手作業で削っていきます。

模様を削ったあとは、表面をなめらかに、磨くことで、江戸切子が完成します。職人の技と時間を費やして生まれる江戸切子は、大量生産できないガラス製品です。

江戸切子の製品

江戸切子はぐい呑みやワイングラスなどの酒器や、皿などの食器以外にも、花器や風鈴にも使われます。涼しげな印象がある江戸切子は、夏の涼を感じるのにピッタリです。

江戸切子 ペア冷酒杯(笹っ葉に斜十字 紋)【カガミクリスタル】

江戸切子(クリスタルグラス)矢来魚子(ななこ)文様風鈴 ルリ

7月5日は江戸切子の日

江戸切子によく用いられる、魚子(ななこ)模様に由来し、7月5日は江戸切子の日とされました。これは東京カットグラス工業協同組合による制定です。江戸切子の日記念の商品も販売されています。

東京カットグラス工業協同組合



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