お盆のお供え物

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地域によって時期や行事の内容も異なるお盆。ですがなすの牛ときゅうりの馬は有名ですよね。他にもお盆に欠かせないお供え物はあります。ご先祖様の魂を供養するためにも、正しいお供え物を選びたいですよね。また毎食のご飯のお供えや、帰省の際のお供えのタイミングにも注意しましょう。

お盆のお供え物

お供え物というと花や食物があります。盆も例外ではなく、花や野菜などの食べ物をお供えとして供えることが多いです。

お盆の花

花の場合、

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などがあります。
かつては13日の早朝から山へ出かけ、盆棚に供えるための盆花を採ってきていたそうです。

野菜のお供え物

野菜や果物では、旬のものを基本にお供えされることが多いです。

など。

これらとは別にキュウリとナスをさいの目に切り、蓮の葉に盛ったものを添えることも多いそうです。

帰省の際のお供えは?

実家への帰省の場合、事前に買ったお供えを持っていくと思います。果物やお菓子など、どんなお供えを持っていくかはその家によってことなるでしょうが、気を付けたいのはお供えのタイミングです。

gh007 l実家へ着いて、挨拶をしたらすぐにお仏壇へお供えしましょう。

お茶などを出してくれるかもしれませんが、その前にサッとお供えしてお参りをします。せっかくのお茶だからと手を付けるのも気遣いかもしれませんが、お盆の帰省ですから、まずご先祖様に挨拶をします。

ナスの牛・キュウリの馬

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お盆をイメージするときに欠かせないのが「ナスの牛」と「キュウリの馬」です。ナスやキュウリにおがらで脚をつけ、牛や馬の形にしたものです。

家に迎えるときはキュウリの馬、帰るときはナスの馬を用いますが、その理由はご存知ですか?

キュウリの馬は少しでも早く迎えられるようにとの願いを表現しています。一方ナスの牛はお盆が終わって、帰るときはのんびりと帰るように牛に乗ると言われています。

毎食のご飯のお供えは?

ナスの牛、キュウリの馬はお盆の初日と最終日のお供えですが、お盆の間は毎食、ご先祖様へもご飯をお供えします。人間のご飯と同じ物をお供えすることもありますし、肉や魚以外の食材で作った精進料理のこともあります。

内容やしきたりは地方や宗派、家庭によって異なります。

お供え私の実家ではご先祖様の数だけお膳を用意して、精進料理をお供えしていました。精進料理と言っても、そうめんやごはん、野菜の煮物です。

嫁ぎ先ではご先祖様への献立はリストが作ってあって、お盆の初日のお昼ごはんはこれ、晩ご飯はこれ、と決めてあり、毎年そのリスト通りにお供えしています。嫁としてもリスト通りに食事を作ればいいので分かりやすく、お手伝いもしやすいです。

ご先祖様の食事のタイミング

お仏壇へ食事をお供えするタイミングは、人が食べる前です。先にお供えをしてお参りしてから、ご飯をいただきましょう。

また人が食べ終わったらご先祖様のお膳も下げます。いつまでもお仏壇へ出しっぱなしにしないようにしましょう。



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