湯之島館へ 着物で気軽に下呂温泉旅行

下呂温泉

下呂温泉の湯之島館へ、着物で一泊旅行してきました。季節は6月下旬でしたが夏着物。雨なので洗える絽のポリエステルにしましたが、暑くも寒くもなく過ごせました。着物旅行は洋服よりも荷物が少ないのでラクチンです。下呂温泉はやっぱり気持ちいい!そのうえ湯之島館の和風旅館と昭和レトロな雰囲気も満喫できました。

湯之島館は和風温泉旅館

湯之島館は下呂温泉の山の手にあります。清々しい山の木々に囲まれて森林浴もできるし、展望がいいので下呂温泉を一望できます。

湯之島館展望台

展望台からの眺め。

下呂温泉の真ん中を流れる飛騨川と、温泉街が見えます。夜景もキレイ!カップルでの温泉旅行が盛り上がりそうです。冬の花火もキレイに見えるでしょうね〜!

湯之島館の本館に泊まる

今回の下呂旅行の楽しみは、湯之島館の建物!登録有形文化財に宿泊できるんです!

湯之島館は昭和6年創業からの本館、玄関、渡り廊下が登録有形文化財ということで、貴重な建物に宿泊できるなんて感激〜楽しみ!

他にも湯之島館は、新館、特別室、茶室などの施設や建物があって和風リゾート感たっぷりです。館内スタンプラリーができるくらい広いんですよ。

湯之島館本館客室

宿泊した本館のお部屋です。木造3階建ての建物の、2階に泊まりました。

これぞ和風旅館!

本館は数寄屋風の作りなので、ちょっと雰囲気がイイのです。

広縁が2面あるので、部屋全体が広く感じます。窓の外の景色も広く見渡せてゼイタク気分です。

湯之島館本館2階

お部屋から玄関方向の眺め。写真に写っているのは喫茶です。

湯之島館庭

お部屋から下方の庭です。

雨が降ってたのでしっとりした緑を楽しめました。

山の傾斜を生かした庭園で、とっても広い!お庭と飛騨の山を一緒に見られ、森林浴のリラックス効果を実感できました^^

回遊式庭園みたいで、本館1Fのお部屋からお庭に出られるそうです。散策も気持ちよさそう!

湯之島館廊下

廊下も風情ある〜これは渡り廊下。登録有形文化財です。

天井や、曲がった通路が見ごたえあります。

廊下の窓から見える中庭(写真に写っている木々)がきれいに手入れされていて気持ちよかった!温泉も気持ちいいけど、建物や庭など、きれいなものを見るのも気持ちがいいですね。

夏の床の間

湯之島館の公式サイトには「古くからの日本旅館のスタイル」と書いてあり、館内のいろいろな所で日本の伝統を感じました。

客室では、6月なので夏ふすまに変えてありました。

夏の床の間

床の間の掛け軸も夏の物、うちわです。

新館より広いかも…本館客室

昭和6年の建物という事で、本館客室は「狭いだろうな」と思って予約しましたが…広いです!新館より広いかも。

本館の真ん中のお部屋でしたが、広縁が2面ありました。本館は角部屋が多くなるように設計されているようです。

広縁の幅も広くて、座布団2枚が並べられます。ゆったり〜。

また、お部屋に入ってすぐの控えの間が広い!4畳はありそう。荷物がたっぷり置けます。控えの間に荷物を置けるので、本間が広く使えます。

控えの間にはクローゼットや洗面台、鏡台があって、着替えと化粧が同じ場所でできて便利。女子旅にも良いと思います!

昭和レトロな洋館

湯之島館は創業当時からの昭和レトロな洋館があります。ビリヤードやクラブがあるので娯楽施設だったのかな?

湯之島館洋館

洋館は船をイメージしているので窓が丸いそうです。

この洋館にあるクラブ「ムーンライト」は船のデッキをイメージした内装で、夜しか営業していませんが、かなりのオススメスポット!昭和レトロなムード満点で、赤いソファとダンスホールがあります。

入り口に「見学無料」と掲示してあって、飲まなくても中を見せてもらえます。が、お酒を飲んでもハイボール700円程度です。私は子供がいたので入れませんでしたが、大人旅ならぜひ行ってみて下さい。

湯之島館サンルーム

サンルームもあります。上流層のお屋敷っぽい!

朝食後に行ったのですが、曇りの日の朝でもサンルームは明るかった!

隣の会議室(昔のダイニング?)には暖炉もあって、見応えがあります。

着物で夏旅行

今回の下呂温泉は6月の下旬だったので、夏着物で旅行しました。

湯之島館茶室へ

洗えるポリエステル絽の小紋。小さいトンボの刺繍が入っています。

トンボ柄は時期が早いと思ったけど、雨の日の旅行だったので洗える着物をチョイスしました。

帯は手軽に半幅帯。帯結びがペタンコなので、車での移動もラクです。

男の絽着物

夫も夏の着物です。雨なのに洗えない素材の着物^^。着ている本人は雨や汚れをしないようです。

男の着物は帯が細いから、着物のシワが目立ちますね…車の運転でシワシワです。

浪人結びは、車を運転しても帯が乱れなくて良いそうです。着物男性はお試しください。

気軽に着物旅行

私が着物で一泊旅行する時は、着替えはほとんど持って行きません。洋服での旅行より荷物が少ないです。

着物旅行の荷物

一泊旅行なら、着物も帯も長襦袢も同じ物を着るので、着替えは下着と足袋だけです。

夏着物の汗対策

今回は夏襦袢の下にキャミソールを着ました。最近流行の高機能素材&脇汗パッド付きなので、汗取りとしてもいいかも。

帯の下の汗取りは、フェイスタオル2本で作った補正タオルで代用します。

着物ハンガーを旅行に持っていく

一日目、二日目とおなじ着物を着るので、着物ハンガーを持っていきます。

着物用と、長襦袢用。ハンガーは2本あると、きちんと汗が乾きます。

洋服での旅行は2日分のコーディネートをしたり、シワにならないようたたむのが面倒なのですが、着物だと準備する持ち物が少なくて旅の準備がラクチンです。

湯之島館の浴衣

着物好きな方なら、旅館の浴衣も気になりませんか?

湯之島館浴衣

湯之島館の男性浴衣

男性の浴衣は「湯之島館」と旅館名が入っています。

旅館名が入った男性浴衣ってちょっと好きです。「温泉旅館に来た〜!」って気持ちが盛り上がります。

女性は無料で色浴衣

湯之島館は、女性の色浴衣が無料です。

チェックイン後、ロビーで色浴衣を選べます。種類は10種類以上あったと思います。けっこう迷いました。

旅館ではどんな色浴衣を選ぶ?

湯之島館の館内では、年齢を重ねたご婦人ほど、赤い色の浴衣を選んでいました。いくつになっても、かわいい色を着たいですもんね!旅館の中の浴衣なら人目も気にならないし、開放感もあるかな?

お若い方は洋服感覚で選ぶのか、白や水色のあっさりした色浴衣でした。

30代の私は、その中間ってかんじ、白地に赤のあさがお柄を選びました。何年か後には、私も赤やピンクの浴衣を選ぶことになるでしょう^^

湯之島館の温泉

湯之島館のお風呂は、全て源泉だそうです。シャワーも水道水じゃなくて温泉。すごい!新館の半露天風呂も源泉だそうです。下呂温泉は湯量が豊富なんですね。

下呂温泉は単純温泉で色も匂いもなく、何度も入りやすいです。家族風呂1回と大浴場に2回入りましたが、湯あたりもしませんでした。

無料の家族風呂

湯之島館は家族風呂が4つありますが、全て無料です!

予約も必要なくて、空いていたら入れます。とっても気軽ですね。

我が家は平日の4時30分頃に家族風呂へ向かいましたが、他のお客さんはおらず、好きなお風呂(4つとも趣の違うお風呂です)を選べました。

All Aboutで「大浴場は循環式だけど、家族風呂は掛け流し」「家族風呂が真骨頂」と書いてあり、湯之島館に泊まったらぜひ入りたい!と思っていました。



この記事の評価

★★★☆☆

  

▲ページトップへ