「秋の七草」って何?

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「春の七草」は正月明けに七草粥と食べるものとして現在でも習慣に残っています。一方「秋の七草」は聞いたことがあるけど、具体的に何をするのか知りません。秋の七草は鑑賞がメインで、粥にしたりはしないそうですよ。

秋の七草の種類

秋の七草・・・聞いたことは確かにあるのだけど、具体的な種類や、何をするのかまでは知りません。春の七草は「七草粥」として食べることができるから知ってるんだけどね。

萩(はぎ) マメ科の植物。「萩野」「萩原」など苗字にもよく使われていますね。
個人的には仙台銘菓の「萩の月」を思い出してしまいます。
尾花(おばな) 何やらかっこいい言い方をしていますが、ススキのこと。
私の近所ではごく普通に堤防などで見かけます。
葛(くず) b29 4088 「葛」というと葛粉やくず餅を思い出します!
実物は見たことがないのですが、写真で見ると結構可愛い花ですね。
撫子(なでしこ) 「やまとなでしこ」なんて言葉もあるくらい、可憐な印象の花。
秋の七草では川原に自生するカワラナデシコのことを指します。
女郎花(おみなえし) 「女郎花」と書いて「おみなえし」・・・読みにくい漢字ですね。
秋の七草ですが、多年草なんですって。
藤袴(ふじばかま) やさしい雰囲気で、昔から日本人に親しまれていた植物。
乾燥すると香気が出て、桜餅のような香りがします。
桔梗(ききょう) 日本原産の趣のある植物。
秋の七草に入っているけど、桔梗の花は6月下旬に咲くそうです。

秋の七草は花の大きさも小ぶりで、派手な感じはしませんね。清楚な雰囲気の草花が多いです。

春の七草は七草粥として食べます。一方秋の七草は食べるのが目的ではなく、鑑賞が目的なんですって。・・・もしかしたら鑑賞が目的だから、習慣として定着しなかったのかな?春の七草みたいに食べれる方が嬉しいもんね。

ちなみに秋の七草は月見のときのお供えに使うそうですよ。

秋の七草を揃えよう

春の七草はスーパーなどで七草がゆセットとして販売していることが多いです。

ですが、鑑賞が目的の秋の七草を売っているのを見たことがありません。秋の七草を全部の種類を集めるのって、実は結構大変そう!

藤袴、桔梗、撫子、ススキ、女郎花は切花として花屋さんでも販売しています。萩と葛は鉢植えでなら販売していることもあります。しかし萩は切花には向いていないそうです。

やっぱり秋の七草を集めるのって大変!そう思うと秋の七草は、集められる範囲で準備するようにしてもいいかもしれませんね。とりあえず葛は「花より団子」ということで、葛餅で代わりにしちゃってもいいかな〜と思っています。

ぷるとろ葛餅 手作りセット

自宅で出来立ての葛餅を楽しめる手作りセットなんてのがあるんですね。結構簡単に作れそうだし、食べたいなぁ。

「秋の七草」と「秋草」は別のもの?

「秋の七草」は観賞用の草花。種類も決まっています。

一方「秋草」とは、秋に花が咲く草の総称なんですって。それぞれの草が目立っているわけではなく、雑多に並んでいる感じですね。花が咲いていても春の草花のような華やかさよりも、落ち着いた雰囲気があります。そう思ってしまうのは、秋のちょっと淋しい雰囲気のせいなのかしらね。

秋草は種類が決まっているわけではないので、秋の七草もこの中に含まれることもありそうです。



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