いつ買う?どう飾る?ひな祭りの準備
お雛様はいつ購入して、いつ頃から飾ればいいのでしょうか?何を準備したらいいのでしょうか?ひな祭りをもっと楽しむための料理や菓子、飾り付けで、本格的な桃の節句を楽しみましょう。
雛人形の購入時期
人形専門店の店頭には、正月明けから雛人形が並び始めます。雛人形を飾る時期が立春から2月中旬であることを考えても、実際に購入する時期としては1月中が理想的ですね。店舗によっては11月辺りから販売しているところもあるそうですが、前年度の在庫品である場合が多いようです。新作/旧作にこだわらないのであれば年明け前に購入する方が予算を押さえることができます。
また、お雛様は縁起物です。配送してもらう日は大安や友引など、縁起のいい暦を選ぶことが多いです。
初節句のタイミングはいつ?
初節句は子供が初めて迎える節句にあたります。一般的には生後25日を過ぎて初めて迎える節句のことなのだそうです。
しかし子供が生まれたばかりの時期は、ママの体調が優れていなかったり、里帰りやお宮参りなどの行事が続いてバタバタしていることも多いです。その場合は翌年に初節句を回すことも多いそうです。早く初節句を祝ってあげたい気持ちもありますが、大切な雛人形は両親揃って落ち着いて選びたいものです。
お雛様を飾る時期
お雛様を飾るタイミング
お雛様は節分が終わった立春頃から飾ります。遅くとも桃の節句である3月3日の一週間前くらいまでに飾り付けをしてます。
前日に慌てて飾るのは「一夜飾り」といって、縁起が悪いとされているそうです。雛人形を飾る時期は一年のうちの1ヶ月程度。短い期間だからこそ、きちんと飾ってあげたいですね。
お雛様を片付ける時期
お雛様を片付けるのは、桃の節句が終わったらすぐに行います。「婚期が遅れる」という迷信はよく言われていますが、「行事が終わったら早めに片付けましょう」という意味も込められているそうです。お雛様は子供を厄災から守ってくれる存在です。そのお雛様をいつまでも出していては縁起が悪いと言われているそうです。
雛人形を飾る日も、片付ける日も、天候の良い日に行いましょう。雨の日は湿気が多いので、人形が痛む可能性があります。
失敗しないお雛様の飾り方
まずは部屋の掃除
お雛様を飾っている期間は細かい部分まで掃除をするのが大変になります。飾る前に一度掃除をしましょう。段飾りのような大掛かりな雛人形はもちろん、コンパクト収納飾りの場合でもお雛様が気持ちよくいられるような環境を作っておきたいですね。
出す時にどんな順番に入っているかを確認
人形を出すのは簡単だけど片付けるときのことを考えて、初めてお雛様を出すときに人形が入っている状態をメモに残しておきましょう。
- デジカメを使って最初の収納された状態を撮影し、印刷する
- 箱に番号をつけて、メモする
メモした紙は人形の収納箱に一緒に入れておくことで、出し入れするときに確認がしやすくなります。メモを作るのは面倒に思えますが、その作業が必要なのは最初の年だけ。一度作ってしまえば、毎年の片付け作業が楽になるのでお勧めです。
箱から出す時は飾る順番を考える
雛人形を飾るとき、全部の道具を箱から出してもスマートに作業ができません。飾る順番を確認しながら人形を出していきましょう。
手袋を着用する
手袋をつけると作業がしづらくなりますが、人形にキズをつけないために布手袋を着用するようにしましょう。人形を直接素手で触ることで、人形が劣化する原因になることもあります。人形用の手袋は使う機会は少ないものの、人形の出し入れに毎年必要になります。
雛人形は飾っている間に、見えないホコリが結構積もってしまいます。軽い力でホコリを払える羽根ばたきも用意しておくと便利です。雛人形を購入するときに、手袋と一緒に準備しておきたいですね。
桃の節句の祝い方・料理
桃の節句にはちらし寿司、はまぐりの吸い物、甘酒、菱餅、桜餅、ひなあられを用意することが多いです。桃の花を飾ると、雛まつりの雰囲気がもっと上がります。
桃カステラ
長崎では桃の節句に食べる「桃カステラ」というお菓子もあるそうです。
その名前の通り、桃の形をしたカステラです。中国では桃の実は不老長寿と果実とされており、縁起物となっています。桃カステラは長崎独自の菓子で「秘密のケンミンSHOW」でも紹介されました。
桃カステラは桃の形をしたカステラの上に、砂糖でコーティングしてあります。長崎に旅行したときに桃カステラを食べた友人の話を聞いたところ「かなり甘い」そうです。コーヒーや日本茶などと合わせて楽しみたいですね。
はまぐり
はまぐりは一対の貝殻以外に合う貝がないと言われており、女性の貞操のシンボルとされています。
桃の節句にははまぐりの吸い物を食べることが多いですが、それ以外にもハマグリを使った雛人形もあります。小さなサイズながらも華やかなので、インテリアにもピッタリですよ。
菱餅
桃の葉や、菱の実を型どっています。白・緑・赤には
- 白→雪解け
- 緑→草木の芽生え
- 赤→花が咲くこと
という意味があります。
菱餅は焼いて食べる一般的なお餅と、パックに入った半生タイプでそのまま食べられる和菓子の2タイプあります。
こちらは焼いて食べるタイプのひし餅。真空パックになった菱餅なら日持ちもするので、桃の節句まで飾ることができます。
お餅が苦手な人は、菱餅の形をしたゼリーを選んでもいいですね。一口サイズで、お茶請けとして楽しめます。
ひなあられ
色とりどりのひなあられは、本来は菱餅を揚げたものだそうです。ひなあられの色は菱餅と同じ意味があります。
ひなあられは3色の色使いが可愛らしく、子供でも食べやすいのでひな祭りには欠かせませんね。
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★★★☆☆