我が家にピッタリ 失敗しない雛人形の選び方
雛人形を選ぶポイント何でしょう?値段・顔・サイズ・・・選ぶポイントはいろいろあるけど、自分の家にあった雛人形を選ぶことが一番重要です。ネットやカタログだけで決めずに、実際に店舗も回って、納得のいく雛人形を探しましょう。
人形選びはインスピレーションが大切?
昔から言われていることですが、人形を選ぶ時は「顔」が一番重要なポイントになります。お店ごとに取り扱う作家や人形が異なるので、できるだけ多くの雛人形取り扱い店舗を巡ることをオススメします。
雛人形を実際に購入した方の話によると、いくつか店舗を見て回ると「この人形がいい!」というものに必ず出会えることが多いようです。
雛人形を選ぶときに 「子供に似た顔で選ぶ」というのもよく聞きます。雛人形は何度も買い直しをするものではないので、納得のいくものを選ぶようにしたいものです。
雛人形を選ぶポイント
では、実際に雛人形をするときに注意すべき点は何があるのでしょうか。雛人形選びを失敗しないためのポイントは大きく分けて4つあります。
飾るためのスペース
どの家庭でもスペースというものは限られています。お雛様を購入する時は、飾る場所を前もって考えておきましょう。
飾る場所が決まったら、その場所を一度測定しておきましょう。お店で見ている時はコンパクトに見えても、実際に家で飾ると思ったより大きくて予定した場所に飾れなかった、という失敗も聞きます。
飾るスペースを測っておけば、サイズ選びによる失敗は防げます。
収納スペース
飾るスペースも大切ですが、雛人形は年中飾るものではないので収納スペースも重要です。飾るスペースを考えるのと同時に、収納スペースについても考慮しておきたいですね。
雛人形セットは人形だけでなく、小物、更にはひな壇までセットになっているタイプもあります。それを壊れないように緩衝材を入れて収納すると、段ボール2・3箱分になることも。
購入する前に、お店の方に収納時にどれくらいのサイズになるかを確認しておきたいものです。
人形の種類
一口に「雛人形」といっても商品によって、構造は大きく異なります。
かつては雛人形というと五段飾り、七段飾りなどの豪華で大きいものが主流でしたが、現在では住宅環境の変化からコンパクトサイズのお雛様が主流となってきています。コンパクトサイズであっても本格的な作りになっているのも多く、大きいサイズのものと比べても見劣りはしません。
- 親王飾り
雛人形平飾り 親王飾り 名匠 柴田家千代 花の祥【2012年度新作】
親王飾りとはお雛様とお内裏様の2体で構成された雛人形です。一段で飾ることができるので、雛人形をコンパクトに収めたいと考える家庭で選ばれることが多いです。
飾る場所も収納スペースもコンパクトで済むという利点はもちろん、二体で構成されているので飾り付け・片付けが簡単にできるのが魅力です。
デメリットとしては2体しか人形がないので、段飾りと比べると淋しく感じることでしょうか。
- 段飾り
二段飾り、三段飾り、五段飾り、七段飾りと種類が豊富にあります。段数が増えるほどに人形の数と種類が増えて華やかになりますが、その分スペースが必要になってきます。
人形の出し入れも時間がかかるので、毎年飾るのが面倒になってしまう家庭も多いようです。年中行事を欠かさない家庭なら段飾りもいいかも。
- コンパクト収納飾り
その名の通り、サイズも収納もコンパクトにできる雛人形です。ひな壇と人形をまとめて収納できる設計になっているものも多く、雛人形を飾る・収納するスペースが少ない家庭でよく選ばれます。
- ケース入り飾り
ガラスのケースに入れて飾ることのできる雛人形です。人形に直接ホコリがかかることがないのは魅力ですが、ガラスケースが高価なので人形よりもケースにコストがかかってしまうことも。
直接人形に触れられないのは子供が触って壊すことがないというメリットでもあり、触れることができないので人形に親しみを持てないというデメリットにもなります。
- 木目込み人形
木目込み人形は作家の個性が出やすく、型崩れがないのが特徴です。胴体に彫った溝に布地の端を埋め込んで、衣裳を着せたように見せています。
木目込人形は年配の女性に特に人気があるそうです。
木目込人形は、なんと手作りキットとしても販売されています。丁寧に作業をすれば、比較的簡単に作れるそうですよ。
手作りの雛人形はより深い親しみが湧いて、大切にできそうです。
値段
実際に購入する時に、どうしても重要となるのが価格です。ある程度予算に余裕を見ておいても、実際に店舗に見に行くと予算以上の雛人形に惹かれることも多いものです。
雛人形は種類によって値段が大きく異なります。予算内に納まるのが理想的ではありますが、女の子の初節句を祝う大切なものなので多少予算オーバーとなっても納得のいくものを選ぶほうがいいかと思います。
また、最初は親王飾りのみを購入して、徐々に周りの人形や小物を集めていくという方法もあります。親王飾りの写真や実物を持って、人形専門店で相談すると似た雰囲気の人形を選んでくれるそうです。
値段が高い=いい雛人形?
大体どんなものでも基本的には「値段が高いもの=いいもの」と考えられます。それはもちろん雛人形にも当てはまることではあります。
しかし雛人形というものは値段だけで「いいもの」と判断しきれません。10万円の五段飾りと同じ値段の親王飾りを比べると、人形一体ずつの作りが違ってきます。
決めた予算の中で、どのような種類の雛人形を選ぶか。これが雛人形選びにおいて重要なことです。
親しみやすい雛人形
昔ながらの日本人形は苦手だという人も多くいます。日本人形が苦手だという方は、ちりめんを使った可愛らしい印象のお雛様や、キャラクターをモチーフに使った雛人形を選んでもいいのではないでしょうか。
可愛らしいウサギさんのお雛様は、インテリアとしてもピッタリ。桃の節句を祝う年頃の女の子がいない家庭にもオススメです。
お雛様、お内裏様、三人官女の二段飾りになっています。ちりめんを使っているので、やわらかい印象で親しみやすいですね。
近年人気の高い「つるし雛」は、雛人形とはまた違った魅力があります。つるし雛は「段飾りが買えないので、代わりに作られた」という説もあるそうなので、雛人形の代わりとして飾ってもいいかもしれませんね。
つるし雛を飾ると、部屋の中が一気に明るい雰囲気になりますよ。
★この記事の評価★
★★★☆☆