これだけで変わる!浴衣の着付けがキレイになる3つのコツ
浴衣の着付けをまちがえると、女子はおっさんになります。年に一度のお祭りや花火での浴衣は、慣れない着付けに困りますよね。これだけは押さえたい3つのコツです。ポイントは帯の位置とタオルと腰紐だけですよ。
帯の位置
浴衣の帯は、結び方より、実は位置がポイントです。
浴衣の帯の位置は、洋服のウエストより高めで!特に10代20代の若い娘さんは高めで着つけて下さい。
着物では、若い人は帯の位置が高く、歳を重ねると帯位置が低くなります。せっかくの浴衣姿が「おばあさんの和服」な印象はイヤですよね。
帯はベルトじゃありません、ウエスト位置より上に巻く感覚です。
おっさん浴衣になるな
キャバ系の浴衣スタイルで多いのですが、帯がウエストのベルト位置で、襟をしっかり合わせず胸元が開いているスタイルは…男性の浴衣シルエットです。本人は、浴衣でセクシー気分で誇らしくても、おっさんと一緒だっつーの。
帯でアンダーバストをつぶす
帯の位置は高く、といっても位置が分かりにくですよね。
体に巻いた時、帯の上部分が、アンダーバストにかかるくらいが目安です。最近の浴衣帯は幅が太いものが多いので、たいていこれで大丈夫です。
浴衣を着ていると帯が下がってくることが多いので、高め設定でいきましょう。
逆に30代後半、40代なのに帯の位置が高すぎると、おかしな感じがします。「胸はつぶさない」感覚で、帯の位置を決めましょう。
腰紐を強く結ぶ
浴衣って紐で着ますよね。紐で結ぶって…どのくらい強く結べばいいのか、分かりにくいですよね。
もし悩んだら、強く結んで下さい。
腰紐はしっかり巻く
強く、というのは、結び目のことじゃないです。結ぶ前に、ヒモを強くひいて、体にしっかり巻いて下さい。
腰紐は2回体に巻くのですが、1回巻いたらしっかり引っ張り、結ぶ前にもう一度引っ張ります。
これでしっかり腰紐を体に巻けます。
「強く巻くと、体が苦しい」もちろんです。
でも大丈夫。大抵の場合、浴衣を着付けてしばらくすると、腰紐は程よく体になじみます。ちょっとゆるむのかな?着付け直後よりずっと楽になります。
簡単に直せる
お祭りや花火の外出中も、腰紐を緩めるくらいなら簡単です。
もし腰紐ゆるめで着付けしちゃうと、時間がたつにつれて、浴衣がズルズル下がってきます。
下がって長くなりすぎた浴衣を直すのはけっこう大変。
おはしょりを引っ張って直すのですが…どこを引っ張るのか分かりにくいです。
もし直しても、腰紐が緩んだままでは、また着崩れしてしまいます。
着崩れを直すより、きつい腰紐を緩める方が簡単です。
腰だけは補正する
補正ってめんどくさそうですよね。着付けが1ステップ増えるので、確かにめんどくさいです。
でも補正をすると
- キレイに浴衣を着られる
- 早く浴衣を着られる
- 浴衣の着崩れが減る
と3つもメリットがあります。
着物の補正道具を買わなくても大丈夫、タオルで補正できます。
補正場所は1ヶ所、腰だけでいいです。
洋服では、女性の腰のくびれが魅力なのですが、着物では寸胴体型にしたいのです。こけしみたいな。
寸胴にすると腰紐を巻いても安定します。おはしょりがしやすいし、帯もずれにくくなります。
腰の補正の方法
腰をタオルで補正する方法は
- タオルを折ります
- 腰に当てます
- 腰紐で結びます
この3ステップです。
タオルはタテ4つに折ってから、ヨコに1つ折ります。
当てる位置は腰の後ろ、S字カーブのところ。寸胴なシルエットになる位置にタオルを置きます。
腰紐で結ぶのは…ちょっと難しいかも。一人で着るのなら
- タオルを左手で抑えます
- 腰紐の真ん中を右手で持ちます
- 右手の腰紐を、タオルの左手まで持っていきます
- 左手で腰紐とタオルを押さえます
- 右手で腰紐を前に持ってきて結びます
ムリだったら、
- 腰紐を腰に巻いて結ぶ
- タオルを腰に差し込む
この方法で試してみて下さい。
タオルが落ちてこないか心配ですよね。この上に浴衣を着て帯も結ぶので、タオルが落ちることはほとんどありません。お尻にひっかかるしね。
腰をタオルで補正すると、体のくびれラインがなくなって、浴衣の着付けがしやすくなります。着付けがしやすいから、着付け時間が短くなります。
また、浴衣を着ているお祭り中に帯が下がってくるのを防ぎます。
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