夏を乗り切る日本の知恵
日本の夏は、暑い!わかってはいても、どうやって乗り切ろうか毎年困っています。うちわ、浴衣、風鈴、すだれ・・・日本には独自の夏を乗り切る道具と知恵があります。今年の夏は節電効果も狙いつつ、伝統的な涼風アイテムを使ってみませんか?
日本の夏のアイテム
日本の夏は蒸し暑い!暑さを乗り切るための、日本独自の道具が今でも残っています。昔ならではの道具は電気も使わないから節電にも役立ちそう!
うちわ
うちわは現在でも生活で使われているのではないでしょうか?広告代わりとして配布されることも多いですよね。
うちわは古来は「扇ぐ」よりも「はらう」「かざす」といった目的として使われていました。うちわが涼を求めるものとして使われるようになったのは、江戸時代となり庶民の文化に普及するようになってからです。涼を求める他にも、炊事や虫追いといった使われ方もあったそうです。
浴衣
夏祭りといえば浴衣!と思っている方も多いのではないでしょうか。普段着物を着る機会がなくても、夏のお出かけに浴衣を着る若い方も多いですよね。
浴衣は安土桃山時代に湯上りに着ていたものが、江戸時代に入って庶民の衣類の一種として定着したのだそうです。確かに長襦袢も着ずに、気軽に着られる和服ですよね。
着物に慣れていない人からすると「袖も長いし、帯が苦しくて、暑そう!」と思われがちですが、肌触りのよい生地を選べばかなり快適に過ごせますよ。夏祭りなどのイベントだけでなく、普段着として気軽に着たいですよね。
風鈴
風鈴は音で楽しむ、夏のアイテム。風に揺らされて聞こえる音色は、何とも涼やかです。
南部鉄器やガラス、陶器など、素材によっても風鈴の音色は違います。自分好みの音色を探すのも楽しそうです。
蚊遣りブタ
蚊取り線香を入れる「蚊遣りぶた」は何とも愛鳥のある顔をしています。なんでブタちゃんのデザインなんでしょうね?かわいいけど。
現在だと蚊取り線香を使っている家庭は少ないと思いますが、蚊遣りブタを見ると何だか癒されます。
すだれ・ござ
すだれは窓に取り付けて、室内に直射日光が入るのを防ぎます。
ござは床に敷いたり、敷き布団に敷くことで、快適な肌触りが得られます。
すだれもござも天然素材を使用しており、見た目も涼しく感じられます。洋風な家には合わないイメージがあるけど、洋風デザインも作られていますよ。
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