米のとぎ汁で節水対策
米のとぎ汁をそのまま捨てていませんか?お米を洗うとき、私たちは多くの水を使用します。量にもよりますが、1回米を洗うのには2リットルの水が使われているそうです。エコにも節約にも役立つ、とぎ汁の再利用方法を考えましょう。
米のとぎ汁
米を洗うときに必要となる水の量は、米の量にもよりますが2リットルと言われています。節水はしたいけれど美味しいご飯のために、水の使用料を減らすのは難しいところです。
洗ったときに出るとぎ汁の正体は「ヌカ」と呼ばれるものです。「米ヌカ」というとしっくりくるかもしれません。
ヌカにはビタミンB1,B2,脂質、でんぷん質などの栄養素が含まれています。
とぎ汁の利用方法
料理
米のとぎ汁を料理に使う場合は一回目のとぎ汁は使用しません。一度目の水にはホコリなどが多く含まれているためです。なので、料理に使う場合は2回目以降の水を使うようにしましょう。
米のとぎ汁は野菜の下ゆでに使用します。そのメリットは独特のエグ味や苦味を押、素材の持つ旨みを守るところにあります。特にタケノコのアク抜きに使うことは有名ですね。
美容
米のとぎ汁を洗顔時に使うことで、美肌効果が得られます。いつもの洗顔と同じように、洗い流すときにとぎ汁を使うだけです。
米のとぎ汁が肌の角質に作用してお肌をツルツルにしてくれる以外に、米ぬかのオイルがメラニン色素をができるのを防いでくれます。
植物の水やり
花や植木などにとぎ汁を植物の水やりに使います。ヌカの栄養成分が入っているので、植物の成長にも役立ちます。
掃除
米ぬかにはワックス成分があるので、とぎ汁で洗った雑巾で床掃除をするとワックス効果でピカピカになります。
また、お風呂の浴槽を洗うのにも適しています。米ぬかは人間の皮脂汚れに強いので、浴槽についたアカも綺麗に落とせます。
食器洗い
もっとも手軽に再利用する方法だと思います。とぎ汁を洗いおけに入れて食器をつけておくと、ちょっとした汚れなら洗剤を使わずに綺麗に洗えます。洗剤を使う量を減らせるので、エコにも繋がりますね。
まとめ
通常ならそのまま排水となってしまう米のとぎ汁も、少しの工夫でいろいろなことに活用できます。節水をすることは地球環境のためにも、節約にも繋がるので、ちょっとしたことから実行していきたいですね。
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