ボリューム満点の大福餅
どっしりとしてボリューム感満点の大福。もっちりとした餅生地に包まれたあんこの甘みはシンプルながら、饅頭とはまた違ったおいしさがあります。豆大福やいちご大福など味にもバリエーションがあります。近年では生クリームの入った変わり種の大福も多く見られます。
大福の歴史
大福の前身は大腹餅や腹太餅と呼ばれる塩あんを入れた大きな餅でした。とても大きく、お腹がいっぱいになるという意味から付いた名前だそうです。その塩あんを甘いあんに変えて、小さくして作られたのが大福と言われています。
多くの和菓子が江戸時代に大きく普及したのと同じように、大福も江戸時代に流行しました。
現在でも大福はスーパーやコンビニエンスストアでも販売される、メジャーな和菓子です。シンプルで素朴な味わいながらも美味しくて、お腹いっぱいになれる大福は、江戸時代でも現在でも変わらぬ人気を誇っています。
大福の種類
ふんわりもっちりした食感の皮が特徴の大福。皮にはもち米、砂糖、塩が入っており、ほのかな甘みを感じることができます。中のあんこはしっかりした甘みがあります。
- 豆大福:赤えんどう豆を皮の部分い混ぜ込んだ大福。豆の塩味とあんこの甘みが特徴。
- いちご大福:いちごをあんで包んだ大福。季節感を感じることができる。
- 塩大福:皮とあんに塩を加え、甘さ控えめの大福。
- 栗大福:刻んだ栗の甘露煮をあんに混ぜた大福。
- クリーム大福:あんと共に生クリームも包んだ大福。
今ではすっかり大福の定番となっているいちご大福ですが、その誕生は昭和60年とのこと。まだ最近誕生したばかりの大福なのです。
和菓子 |
2011年6月15日
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★★★☆☆