たけのこはいつが旬?たけのこの正しい茹で方
春を感じることできる食材のひとつ、タケノコ。水煮やメンマなどで一年中見かけるけど、本当の旬は4〜5月。生のタケノコはアク抜きなどの下準備が面倒だと言って、料理に使うことを諦めていませんか?コツを覚えてしまえば、誰でもおいしくタケノコを調理できますよ。
たけのこの旬はいつ?
たけのこ(筍)は4~5月が旬です。たけのこは水煮や缶詰などに加工されて一年中食べられますが、生のたけのこは季節感を大切にする日本料理では春の味覚として喜ばれます。
たけのこの水煮は中国製の製品が多く出回っていますが、こちらの製品は日本で作られています。丁寧に下処理をされているうえに、無添加なので安心して食べられます。値段も手頃なのが嬉しい!
たけのこの収穫は桜と同じように、南の地方から北上していきます。たけのこの旬が北上していく様子は「たけのこ前線」とも呼ばれています。「桜前線」と同じですね。
たけのこの種類
たけのこの種類は70種類ほどあると言われていますが、一般的な食用タケノコは孟宗竹の若芽のことを言います。
孟宗竹 (もうそうちく) |
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淡竹 (はちく) |
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真竹 (まだけ) |
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根曲がり竹 (ねまがりたけ) |
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おいしいたけのこの選び方
たけのこの鮮度
生のたけのこを買う時は、鮮度が大切。皮につやがあり、切り口のみずみずしいものが新鮮なタケノコです。
大きいたけのこはハズレ?
大きさの割に軽いたけのこは水分が少なく、鮮度が落ちている場合がほとんどです。また、穂先が緑色になっているものは、食用にしては育ちすぎています。育ちすぎたたけのこはえぐみが強いので、避けたほうがいいですね。たけのこを選ぶ時は、小さめのサイズで重さのしっかりあるものを選びましょう。
たけのこのアク抜きの方法
採れたてのたけのこは生でも刺身で食べられるといいます。しかしスーパーなどで購入するたけのこは、収穫から時間が経っています。そのため「アク抜き」が必要になります。
アク抜きに必要な材料
- 米ぬか :ゆでる水に対して、1割程度
- 唐辛子 :2・3本
米ぬかを入れることで、たけのこのえぐみを取り除きます。米ぬかがない場合は、米のとぎ汁でも代用できます。実際に米ぬかを使う機会は少ないので、とぎ汁を使った方が簡単かもしれませんね。
アク抜きの手順
- たけのこの外側の皮を2〜3枚取り、皮のまま水洗いする
- 頭の部分を斜めに切り落とし、皮の部分に縦に切れ目を入れる
- 鍋にたけのこにかぶるくらいの水と米ぬか、唐辛子を入れる
- 湯が湧いたら弱火にして、2〜3時間茹でる
水が少なくなったら、その都度足します。たけのこがやわらかくなったら、鍋に入れたまま冷まします。
たけのこの保存方法
たけのこはそのままの状態で置いておくと硬くなり、えぐみが出ます。保存する場合は、下ゆでしてあく抜きをしておきましょう。
たけのこを保存する時は、ぬかの入った茹で汁を密閉容器などに入れて冷蔵庫保存します。2日間くらいで使い切るのが好ましいですが、水を入れ替えることで10日程度保存することができます。
最近では何でも冷凍保存する人も多くいますが、たけのこは冷凍保存には不向きです。解凍したときにベタベタになって、食感も風味も大きく落ちてしまいます。
たけのこに含まれる栄養
たけのこは食物繊維が豊富で食べごたえがあります。豊富な食物繊維は、便秘や大腸がんの予防にも効果的と言われています。また、低カロリーなのでダイエットにもオススメです。
たけのこ部分別レシピ
たけのこは
- 姫皮
- 穂先
- 根元
の3つの部分に分けることができます。
姫皮
姫皮とは、タケノコの先端あたりの柔らかい皮の部分です。やわらかいので和え物や、味噌汁の具など、改めて加熱しなくても使えます。
穂先
適度なやわらかさがあり、たけのこの一番おいしい部分とも言えます。酢の物や和え物、煮物など、たけのこが主役の料理にオススメ。
根元
少し固めの根元は、再加熱してもおいしく使えます。食感を生かした煮物や炒め物、たけのこご飯に使いましょう。
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