新茶の季節はいつ?お茶で楽しむ日本の四季
日本茶を飲む機会自体が少なくなっているかもしれませんが、「新茶」と聞くと特別な感じがしませんか?正直なところ、私は普段はそこまでお茶に気を使っていません。ですが出先で新茶をいただき、興味が湧きました。
新茶の季節はいつ?
春先になると、スーパーやコンビニでもお茶や抹茶のお菓子が増えてきます。それを見ると「あ、そろそろ新茶の季節かな?」と思っていたのですが、正確な季節を知りませんでした。
♪夏も近づく八十八夜
童謡の『茶摘』で聞き覚えはあるものの、「八十八夜っていつ?!」という基本的なことがわかりませんでした。
調べてみたところ、八十八夜は2月3日の立春から数えて88日目の日のことだそうです。旧暦の話なので若干のズレはありますが、大体5月2日くらい。まさに新緑の季節ですね!
新茶の魅力
八十八夜に摘み取られたお茶を飲むと、一年間無病息災で過ごせるという言い伝えがあります。言い伝えではありますが、何だかご利益はありそうですね!
実際に八十八夜前後に摘み取られたお茶は、新茶の中でも一番味が乗っていて美味しく仕上がっているそうです。「旬の初物」という美味しさはもちろん、新緑のような爽やかな味と香りが感じられるのはこの時期のお茶だけなのだそうです。
- 苦味・渋み成分が少ない
- やわらかい葉
- 新緑の香り
新茶のおいしさは、日常にワンランク上の安らぎを演出してくれますよ。
新茶と一番茶
日本茶は基本的に年間4回摘み取られます。
摘み取りの時期によって、呼び方が変わります。
1番茶 | 4月終わり〜5月中旬 |
2番茶 | 6月中旬〜7月始め |
3番茶 | 7月終わり〜8月始め |
4番茶 | 9月終わり〜10月始め |
一番茶は「初物」という意味をこめて「新茶」と呼ばれています。呼び方は違うけど、同じものなんですね!
摘み取りの時期はもちろん、味にも違いがあります。一番茶は茶葉がやわらかく、苦味が少ないのが特徴です。逆に3番茶、4番茶はしっかりした渋みがあり、保存期間も長くなっています。必ずしも一番茶がおいしいという訳ではないのですね!
おいしい新茶の淹れ方
新茶は生まれたばかりの若芽。
茶葉自体がやわらかいのが特徴です。なので新茶を淹れる時は、熱いお茶は厳禁!
- 十分に沸かしたお湯を、80〜70度に冷ます
- 適量の茶葉を入れた急須に注ぐ
- 最後の一滴までゆっくり注ぐ
一番のポイントは、やはり温度ですね。
私が新茶を飲ませていただいたところでも、お湯の温度は低めでした。ですが、香りがいい!「これが新茶かぁ」と知ったかぶりで感心しました☆
茶の量 | 湯の量 | 湯の温度 | 浸出時間 |
10〜12g | 360cc | 80〜70℃ | 30秒 |
新茶をおいしく淹れるコツは
- 茶葉の量をいつもよりやや多めに
- 少し冷ましたお湯で淹れる
- 茶葉が開くのをじっくり待つ
茶葉の種類によっては、お湯の温度は60℃くらいがいいものもあるそうです。購入時に確認しておきたいですね。
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★★★☆☆