粋に使う風呂敷
千年以上前にさかのぼる風呂敷のルーツ。ただの布切れとは違う、様々な活用方法は便利さから見ても、環境配慮面から見ても注目されています。小さいものから大きいもの、ワインやスイカなど鞄には収納しにくいものまで、風呂敷ひとつで持ち運びがしやすくなります。粋な風呂敷の使い方を学んでみましょう。
風呂敷の長所
風呂敷の良い点は何といっても使いやすさ。柔らかい布で出来ているので、丸いものなら丸く、四角いものなら四角く、柔軟性を持って包むことができます。サイズも豊富にあるので包むモノの大きさに合った風呂敷を選ぶことができます。
エコバッグとしての風呂敷
また、布一枚で出来ているので使うときは大きく、使わない時はコンパクトにたためるのも魅力です。近年定着している「エコバック」と似た働きをしてくれますね。
風呂敷の種類
風呂敷は正方形だと思われていますが、実は正方形ではない、ということを知っていますか?
風呂敷は横幅を「巾」、縦を「丈」と呼びますが、巾に対して丈の方が2~3%長いのです。たかが2~3%とも思えますが、包むモノの大きさが風呂敷に対してギリギリだった場合、やはりこの2~3%分でモノが包めることもあります。
風呂敷のサイズには
- 中巾:45cm幅
- 尺四巾:52cm幅
- 二巾:68~70cm
- 二尺巾:74cm幅
- 二四巾:90cm幅
- 三巾:100~105cm幅
- 四巾:128cm幅
- 五巾:175cm幅
- 六巾:195cm幅
- 七巾:230cm幅
この中でもよく使われるのは二巾のサイズです。菓子折を包んだりするときによく使われるサイズです。
風呂敷の素材
また、風呂敷に使われる素材は、日常生活用では木綿、お祝い事などに使う場合は絹が使われてきました。近年では絹の風合いに近く値段が手ごろなレーヨンや、軽くて丈夫なナイロン、水に強く洗濯ができるポリエステルなどが多く出回っています。素材にこだわらず、自分の好みや使い勝手に合った風呂敷を選びたいですね。
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