水うちわでオシャレに節電しよう
「水うちわ」という和道具を知っていますか?見た目は透明感のある薄い和紙を使用して作られたうちわで、使用するときは水を付けて扇ぎます。水うちわにかぎらず、オシャレなうちわで暑い夏を過ごしませんか?
うちわに使われる素材
一口に「うちわ」と言っても、種類はいろいろ。街でチラシ代わりに配れているものから、和紙を使った粋なうちわもあります。
うちわに使われる素材は一般的には紙がほとんど。チラシ代わりに配られるような値段が安いうちわは、柄の部分がプラスチックで作られています。せっかくうちわを使うなら、素材にもこだわってみたいですよね。
透かしが涼しげな、手すき和紙のうちわ。見ているだけでも涼感を感じますね!
私は使ったことがないのですが、綿などの布を使ったうちわもあります。
こちらはしじら織りを使ったうちわ。夏生地のしじら織りが涼しげな印象ですね。
個人的にうちわよりもセンスの方が「粋」な雰囲気が強く感じていたのですが、和紙などを使った本格的な素材だとうちわもステキですね!
水うちわって何?
私は愛知県に住んでいるので、新聞などで名前を聞いたことがあります。水うちわは岐阜の伝統工芸で、非常に薄い和紙の上に天然のニスを塗ったうちわです。向こう側が透けて見えるほどの薄い和紙に、ニスを塗ることで透明感が出て涼しげに見えます。
このニスの効果は見た目だけではありません。ニスを塗ることでうちわが防水加工され、水をはじきます。なのでうちわを水に付けて仰ぐことができるのですって。
うちわは普通そのまま扇いで風を起こすだけの道具なのに、水に付けて使うことで更に涼しくなる効果があるんですね。
水うちわの効果
水をつけて仰ぐことで涼を得られる水うちわですが、本当に効果はあるのか気になります!
水うちわの気化熱の効果は確かにあるそうです。しかし、水うちわに使用されているニスは昔ながらのものなので、防水・撥水効果は現代の道具のように完璧ではないそうです。水に付ける度にニスが取れてしまいます。ニスが取れることでうちわ本体が傷んでしまいますが、1回2回では悪くなることはないそうです。
水に付けた後は、水分を拭き取ることで長持ちさせれるそうです。水に付ける場合も直接付けるより、霧吹きを使った方がリスクが少ないそうですよ。
大切な水うちわが壊れてしまうのはもったいないと思ってしまいますが、一度は本来の「水につけて使う」という方法はやってみたいですよね。
現代的な水うちわ
なんと、本物の伝統的な水うちわよりも手軽で現代的な水うちわが販売されていました。
不織布の水うちわ
不織布を使用しているので、水につけても破れにくそうですね。
冷凍庫で凍らせて使えば、氷うちわにもなります!ステンレス製の水うちわは日本テレビの「スッキリ!!」でも紹介され、今夏の注目アイテムになりそうです。
★この記事の評価★
★★☆☆☆